【作業療法士ママ解説】姿勢が安定しない?足がつかない?|ビヨンドジュニア調整ポイント

- ビヨンドジュニアに座らせているけど、姿勢が崩れる…
- 調整してみたけど、足が足置きにつかない
- みんなどうやって姿勢を調整しているの?

安心してください。
姿勢が崩れる原因がわかれば、対応の方法も見えてきます。
姿勢の専門家でもある作業療法士が、わかりやすく解説していきます。
ビヨンドジュニアを実際に使ってみたものの、お子さんが良い姿勢で座れずに悩んでいる方は多いと思います。
大切なのは、
今のお子さんの姿勢発達の段階を知ること
なぜ姿勢が崩れているのかを考えること
ビヨンドジュニアは、姿勢をサポートする機能がとても優れたハイチェアですが、どんな子にも“座るだけで完璧”というわけではありません。
お子さんに合わせて、少しの工夫が必要な場面もあります。
この記事では、作業療法士の視点から「姿勢が崩れる理由」と「ビヨンドジュニアでできる具体的な工夫」をわかりやすく解説していきます。
① 良い姿勢・崩れやすい姿勢の違い
まず前提として、子どもがずっと良い姿勢を保つのはとても大変です。
大人でも背筋を伸ばしてピシッと座り続けるのは疲れますよね。
まして体がまだ発達途中の子どもにとって「良い姿勢をキープし続ける」ことはかなり難しいことです。
なので食事の途中で姿勢が崩れたり、体が傾いたりするのは決しておかしなことではありません。
大切なのは「常に完璧な姿勢かどうか」ではなく「食事に集中できているか、手やお口をしっかり使えているか」という点です。
そのうえで、ここでは「姿勢の目安」として良い姿勢と崩れやすい姿勢の特徴を整理していきます。
良い姿勢の目安

- 骨盤が立ち、体がまっすぐ保たれている
- 背中が反りすぎたり、丸まりすぎたりしていない
- 足裏が足置きや座面についている
- 落ち着いて座り、手を自由に動かせている
崩れている姿勢の目安

- 体が前のめりになったり、横に傾いたりする
- 骨盤が後ろに倒れ、背中が丸くなっている
- 足裏がしっかりつかない
- 途中で立ち上がろうとする、落ち着かない
よくある悩み|なぜ姿勢が安定しないの?
よくある質問に対する、原因と対応の一例です。
姿勢が安定しない理由はひとつではなく、成長の過程でよく見られるものも多くあります。
お子さんの様子を見ながら、当てはまる原因を探してみてください。
足がつかない

うちの子、足置きの高さが合わなくて、足がつかないんです。
| 原因 | 対応 |
| 低月齢で足がまだ短い・O脚 (この時期はほとんどの子が同じです) | 0歳ごろはつかなくても問題ありません。 1歳前後から調整すると足がつくようになってきます。 |
体幹が丸まったり、崩れたりする

姿勢がすぐに崩れてしまいます。
まだ座らせるのは早いのでしょうか?
| 原因 | 対応 |
| 一人座りがまだ安定していない | 無理をして長く座らなくていい時期。 数分座って慣れるところから始めましょう。 |
| 体幹の持久力が弱い | 座る時間を短くし、タオルなどでサポートを増やしましょう。 テーブルを体に沿わせるのも有効です。 |
落ち着かず、動いてしまう

食事中、じっとしていられません。
モゾモゾ動いたり、立ち上がろうとしてしまいます。
| 原因 | 対応 |
| 姿勢が不安定 | 次に紹介する調整ポイントを参考に、足置きや座面、テーブルの位置を見直してみましょう |
| 集中が続かない | 食事以外の場面で集中できる時間を目安に座る時間を短く設定し、少しずつ伸ばしていきましょう |
| 食事に興味がない | 好きな食べ物から座ってみる、大人と一緒に食べるなど、楽しい雰囲気を意識してみましょう |
ビヨンドジュニア調整・工夫ポイント
子どもはまだ体が未熟なので、姿勢が崩れるのは「頑張りが足りないから」でも「座り方が悪いから」でもありません。
大人が環境を整えて、楽に座れるように支えてあげることが、姿勢を考えるうえで一番大切なポイントになります。
ここからは、椅子の調整の仕方を順番に説明していきます。
- 座面とテーブルの位置
- 足置きの高さ
- 背もたれとの距離
- ベルトの調整
4つのポイントについて、基本的なところから細かな工夫まで解説していきます。
① 座面とテーブルの位置を決める


まずは座ったときの座面とテーブルの位置を確認しましょう。
テーブルにしっかり体が沿うと肘や腕を机に置くことができ、体幹のサポートにもなります。
② 足置きの高さを調整する


次に足置きの高さを調節します。
ここで注意ですが、0歳〜1歳前半ごろのお子さんは足が足置きにつかないことが多いです。
成長の過程で誰にでも見られることなので、心配しなくても大丈夫です。
この時期は、足を無理に下ろそうとせず、座面の上に足全体が乗るようにしてみてください。
足が長くなり、座面から足を下ろせるようになってきたら、足と足置きの間に何かを挟んで、調整して大丈夫です。
我が家ではジョイントマットを使っていました。安くて調整しやすいのでおすすめです。

体と椅子が接している面積が広いほど、姿勢は安定しやすくなります。
我が家では、
・1歳までは足置きを使わず、座面の上に足を乗せていました。
・1歳前半はジョイントマットで高さを調整。
・1歳半ごろから足置きに足がつくようになりました。
③ 背もたれとの距離を調整する


次に背もたれとの距離を調整します。
ビヨンドジュニアは、背もたれの奥行きが調整できない点が、正直なデメリットです。
お子さまによっては背もたれとの奥行きが余ると感じることがあります。
その場合は、背中と背もたれの間をジョイントマットやクッションで埋めてあげると、体が安定しやすくなります。
奥行きが余ると、骨盤が後ろに倒れやすくなり、姿勢が崩れやすくなるため注意しましょう。
④ ベルトを適切に使う

ベルトは姿勢をサポートしたり、動いて転落しないための安全が目的です。
特に0〜2歳ごろはベルトをしっかり使うことも大切です。
ベルトはゆるすぎると機能せず、きつすぎると苦しくて嫌がってしまいます。
肩のベルトがなくても体幹が安定している場合は、腰ベルトだけにしても良いと思います。
まとめ|良い姿勢で、食事の時間を楽しもう
今回は、ビヨンドジュニアを使ったときの姿勢が安定しない理由と調整・工夫のポイントについて解説しました。
姿勢が崩れる原因は、ひとつではありません。
椅子の調整で改善することもあれば、成長の段階や気分、集中力などが影響していることもあります。
大切なのは「正しい姿勢をとらせること」ではなく、今のお子さんが、楽に・安心して座れる環境を整えてあげること。
できるところから少しずつ工夫しながら、食事の時間が親子にとって負担の少ない、楽しい時間になるといいですね。
姿勢の調整や工夫とあわせて、そもそも「なぜ子どもの姿勢が大切なのか」という考え方を知っておくことも大切です。
0〜2歳の子どもにとって姿勢サポートがなぜ重要なのかについては、別の記事で詳しくまとめています

2025年のリニューアルにより、一部の調整のしやすさは改善されていますが、姿勢の調整の・工夫のポイントは、新旧どちらのモデルでも同じです。
新旧モデルの違いについては、こちらの記事でまとめています

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